野球文化學會第7回研究大会開催報告
去る2024年1月28日(日)、野球文化學會第7回研究大会が開催されました。会場は法政大学市ヶ谷キャンパス大内山校舎Y803教室でした。
今回も例年通り2部構成で行われ、第1部の研究発表では7名の会員の報告があった。また、第2部のシンポジウムは「甲子園100年と高校野球」と題し、基調講演1件と一般報告3件が行われました。
一般研究発表の報告者と論題は以下の通りでした(座長:中村哲也理事[高知大学])。
一般研究発表
- 伊藤正浩(野球地域史研究会・近代仙台研究会)/「試合前挨拶発祥の地記念碑」が建つまで-野球地域 史振興への活動事例報告-
- 高井正秀(野球文化學會)/1934年日米野球の草薙球場は眩しかったか
- 鷲崎俊太郎(九州大学)/なぜ西鉄は球団の愛称にライオンズを選んだのか? -西鉄初代社長・村上巧児の経営方針からの分析-
- 松原弘明(電気通信大学)/プロ野球球団の〈市民球団化〉に対する内容分析:1980年代後半から2003年までの新聞3紙の報道を対象として
- トレバー・レイチュラ(京都外国語大学)/日米プロ野球の通訳者
- 中間茂治(大阪府公立小学校)/中学野球から見た部活動地域移行がもたらす問題性~今後の中学校野球部の在り方について
- 石村広明(東京都立産業技術高等専門学校)/投球データを用いた高専男子学生の投能力解析の評価の試み
また、第2部のシンポジウムの登壇者と論題並びに概要は以下の通りでした(座長:鈴村裕輔[名城大学])。
第2部のシンポジウムの登壇者と一般講演
基調講演
田名部和裕(公益財団法人日本高等学校野球連盟顧問)/高校野球:改革の契機
一般講演(1)
中村順司(元PL学園高等学校野球部監督)/甲子園と私
一般講演(2)
向井格郎(阪神甲子園球場長)/開場100周年を迎える阪神甲子園球場~100年の歴史と記念事業~
一般講演(3)
安藤嘉浩(元朝日新聞編集委員)/阪神甲子園球場生誕100周年に寄せて
今回の研究大会及び野球文化學會賞の詳細については、学会誌『ベースボーロジー』第18号に掲載される予定です。
第2部の開始に先立ち、第5回野球文化學會賞の贈呈式が行われ、
- 活動部門 諸岡達一 氏
- 研究部門 八木久仁子 氏
- 活動部門 奨励賞 伊藤正浩 氏
- 研究部門 奨励賞 オカモト”MOBY”タクヤ 氏
上記の方々がそれぞれ受賞しました。
会員募集のお知らせ
野球文化學會では正会員を募集しています。
原則として、野球を愛好し、研究や実践に従事される方なら、どなたでも入会の申請を行うことができます。
正会員と学生会員に際しては、原則として1名の推薦人が必要です。事務局までお問い合わせ下さい。
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