野球文化學會2024年度総会開催報告

野球文化學會2024年度総会開催報告

去る2024年7月28日(日)、東京ドームホテル42階「ペガサス」において2024年度総会が開催されました。

小野祥之理事の司会により始まった総会では、鈴村裕輔会長を議長に選任した後に審議事項7件が検討され、いずれも原案通り可決されました。

今回の審議事項は以下の7件でした。

第1号議案 2023年度事業報告(案)
第2号議案 2023年度決算報告(案)
第3号議案 年会費の改定
第4号議案 2024年度事業計画(案)
第5号議案 2024年度予算(案)
第6号議案 会則の一部改正
第7号議案 規程の制定

また、報告事項として役員選挙の結果を選挙管理委員会の冨田幸祐委員長が報告し、理事及び監事が選任が了承されました。

新たに選任された理事及び監事は以下の通りです。

(1)理事
伊藤正浩
井上裕太
小野祥之
狩野美知夫
鈴村裕輔
武田主税
中村哲也
蛭間豊章
筆谷敏正
吉田勝光

(以上、五十音順、敬称略)

(2)監事
堤哲
(以上、敬称略)

第2部のトークショーでは元日本放送協会エグゼクティブアナウンサーの島村俊治さんをお迎えし、蛭間豊章理事の司会により行われました。

お話の中では、少年時代からの野球への憧れや当初は新聞記者を志望しながら日本放送協会(NHK)に入局した経緯、さらには本来の希望とは異なるアナウンサーとして採用されながら、最初の赴任地である米子支局での経験からスポーツアナウンサーを目指すようになった逸話などが紹介されました。

さらに、スポーツアナウンサーとして特に野球中継で活躍する中で、これまで大きな影響を受けた人物として鶴岡一人氏と川上哲治氏を挙げ、「指揮官に決断なかりせば部隊は全滅する」という鶴岡氏と「監督とは身を捨てる覚悟が必要」という川上氏の言葉を参照し、稀代の名将と呼ばれた二人が説く監督の要諦などが披露されました。

なお、今回の講演の概要については、学会誌『ベースボーロジー』第18号に掲載される予定です。

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