野球文化學會第6回研究大会開催報告
去る2022年12月11日(日)、野球文化學會第6回研究大会が開催されました。
今回は3年ぶりとなる対面形式で実施されるとともに、オンライン形式による配信も併用されました。
今回も、第1部を一般研究発表、第2部をシンポジウムとし、
第1部では8件の報告が行われ、
「野球文化伝播の150年--明治から令和、そして新たな時代へ」と題した第2部では基調講演と個別報告2件が行われました。
一般研究発表の報告者と論題は以下の通りでした(座長:中村哲也理事[高知大学]、鈴村裕輔会長[名城大学])。
一般研究発表
- 広尾晃(フリーライター)/独立リーグ経営の現在地と将来
- 朝西知徳(羽衣国際大学)/高校野球指導における新しい打者評価法の提案と教育的実践
- 石村広明(桃山学院大学)/ベースボール授業履修者の投能力について
- 金森潤熙(運動理論物理学者)/野球指導革命
- 松原弘明(電気通信大学)/「2004年の球界再編」はどのように語られたのか?-論文・雑誌のレビューから―
- 塩田芳久(西日本新聞社)/ライオンズのライオンを追え―プロ野球ファンサービス史序説
- 田所明憲・中村哲也(高知大学)/NPBと独立リーグにおけるセカンドキャリアの現状と課題
~四国アイランドリーグplusとBCリーグ調査結果を踏まえて~ - 伊藤正浩(野球郷土史家)/野球地域史が拓く、野球史研究の新しい地平について
また、第2部のシンポジウムの登壇者と論題は以下の通りでした(座長:筆谷敏正理事[東京ドーム])
第2部のシンポジウムの登壇者と論題
- 基調講演
池井優(慶應義塾大学名誉教授・野球文化學會顧問)/野球伝来150年--ウィルソンから大谷翔平まで
- 報告(1)
永田陽一(ノンフィクション作家)/日米ハワイ野球交流史の中の日系二世選手
- 報告(2)
井上裕太(弘前学院大学講師)/野球150年と文化
なお、第2部の開始に先立ち第4回野球文化學會賞の贈呈式が行われ、
谷川建司氏が研究部門で、田名部和裕氏が活動部門でそれぞれ受賞しました。
今回の研究大会及び野球文化學會賞の詳細については、学会誌『ベースボーロジー』第17号に掲載する予定です。
会員募集のお知らせ
野球文化學會では正会員を募集しています。
原則として、野球を愛好し、研究や実践に従事される方なら、どなたでも入会の申請を行うことができます。
正会員と学生会員に際しては、原則として1名の推薦人が必要です。事務局までお問い合わせ下さい。
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